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日本科学未来館常設展示 100億人でサバイバル





現代に生きる私たちを脅かす災害を理解し、どう向き合ったらよいか考える展示空間
日本科学未来館の常設展示として、2016年4月にOPEN
地震や噴火などの自然災害は、私たちの暮らしに大きな被害を与えてきました。さらに、科学技術や移動手段が発達した現代では、感染症の拡大、異常気象の増加、原発事故など、思いもよらなかった新たな災害もうまれています。この展示では、さまざまな災害が起こるしくみやその被害を理解することができます。21世紀の地球に生きる私たちが、この地球で生き延びていくために、今、何をすべきなのか、考える事が出来ます。
Zone1には黒いモノリスに、小さな穴が開いている部分を除いてみると、実際に起こったハザードの被害が映し出されています。
Zone2の「あなたの命がおかれている状況」では、地球のシステムと人間社会を直径6.7メートルの大きな模型で表現。危険の種に見立てた赤いボールが動き、流れていく様子をじっくり眺めることで、災害の起こるしくみを直感的に理解することができます。
Zone3「あなたの命を守るには」では、ハザードの気づきから、実際に起こってしまった場合の被害の取り組みまで、ハザードがたどる道筋を5段階に分けて展示されています。

空間デザイン・ディレクション : 中原崇志+谷尾剛史
企画 ・制作 : 日本科学未来館
総合監修 : 毛利衛
グラフィック:氏デザイン
地球システム:TASKO
映像・コンテンツ制作:DENBAK FANO DESIGN
監修・施行:乃村工藝社
写真:高山幸三