タピオ・ヴィルカラ 世界の果て
「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」は、フィンランドのデザイナー、タピオ・ヴィルカラの作品を通して、作家の思考や自然観に触れることを目的とした展覧会です。
作品を網羅的に紹介するのではなく、その背景にある思想やまなざしを、展示体験として感じ取れる構成が採られています。展示空間では、ガラスや木、金属などの素材に向き合ったヴィルカラの仕事を、作品同士の関係性や展示の間(ま)を意識しながら配置し、一つひとつの作品と静かに向き合える環境が整えられています。解説に頼るのではなく、作品そのものが語りかけてくるような体験が丁寧に編まれています。
鑑賞者は空間を巡りながら、自然や素材に向けられた作家の視線を自らの感覚で受け取り、作品との対話を深めていきます。本展は、作家の思想と鑑賞者との関係を静かに結び直す展示空間として構成されています。
会場構成:中原崇志+吉田あさぎ+香坂朱音
グラフィック:竹田美織
写真:©Hayato Wakabayashi